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シートの保護【エクセル・一部解除・グループ化・有効・ブックの保護・違い・vba・パスワードを忘れた】
シートの保護とは、何のことかわかるでしょうか?
主にエクセルで使う機能です。
エクセルの表計算では、セルの中で計算ができますね。
セルに数式を設定している時は、その設定した数字が消えないように固定しておきたいです。
そのために使うのが、シートの保護です。
シートの保護をかけていないと、操作中に間違って計算式を消してしまうことがあるんです…。
ですが、シートの保護をしていれば消せません。
デリートキーを押したとしても大丈夫です。
シートの保護の問題
エクセルでシートの保護をかけることは簡単ですが、シートの保護をかけたことで不便になることもあります。
それは、シートの保護をかけただけでは、セルに入力までできなくなってしまうこと。
この問題を解決するには、シートの保護をかけた状態でも、色のついたセルだけは
入力可能になるように設定してのです。
ですが、この設定はシートの保護をかける前にします。
次の手順で操作しましょう。
- シートの保護の後でも入力可能にしたいセルを範囲指定する
- 範囲に含まれるセルの上で右クリック
- 「セルの書式設定」を選ぶ
- 「保護」タブにある「ロック」のチェックを外す
- OK
この手順を踏めば、範囲指定したセルだけでは、一部解除しないよということです。
シートの保護とグループ化を同時に成立する?
シートの保護をしていても、グループ化ができます。
ちなみにシートの保護する時は、パスワードも任意に設定できますよ。
パスワード付きのシートの保護は、解除する時にもパスワードが必要なので気を付けましょう。
権限を持たないユーザーには、エクセルファイルを見せたくない場合に
有効です。
vbaシートを保護するとは?
vbaとは何かご存知ですか?
日ごろエクセルを使っていても、vbaという言葉を耳にしないユーザーも多いでしょう。
vbaとは、マイクロソフトオフィスに含まれるアプリの拡張機能です。
利用者が効率よく処理できるように、自動化を促進するプログラミング言語です。
繰り返しおこなわれる動作や処理を、自動的に実行します。
だから連続しておこなうシートの保護も、vba対応です。
ブックの保護とシートの保護の違いは何?
シートの保護は、「ブックの保護」と同じ意味ではありません。
ブックの保護は、エクセルで作成したさまざまな構成を、ほかのユーザーに編集されるのを防ぐための保護です。
ユーザーがそのブックをいじろうとしても、ブックの保護がかけられていたらできません。
ブックの保護をすると、エクセルのウィンドウの大きさや位置が固定されます。
管理者でなければ変更できません。
これに対し、シートの保護はワークシートの構成要素を保護するための仕組みでした。
ブックはシートの保護よりも単位が大きいです。
適宜使い分けてくださいね。
パスワードを忘れた場合
シートの保護にかけたパスワードを忘れた場合は、解除できず困るでしょう。
こんな時は、マクロ解析を利用すると、自分で設定したパスワードがわかるでしょう。
最後に
シートの保護をかけると、一部の機能が使えなくなります。
手動で操作しても何も反応しないでしょう。マクロでシートの保護をする時は要注意です。
使用できない機能をマクロから操作しようとすると、エラーが出てしまいます。
ユーザーの手動の操作では一部の機能が不可ですが、マクロからなら全部の操作を使えるという便利なシートの保護もありますよ。