Contents
雇用調整助成金【コロナ・オンライン申請・厚生労働省・ハローワーク・就業規則・提出書類・必要書類・営業時間短縮・保険法】
雇用調整助成金とは、雇用保険法をもとに、労働者の失業を防ぐ目的で、会社に
給付する助成金の一つです。
雇用保険の中の、「雇用保険二事業」といいます。
雇用安定を目指す取り組みです。
日本は世界レベルでみると、あまり解雇をしない国です。
不景気になったからといって、そう簡単に労働者を解雇できません。
そのため、雇用を継続しておこなえるようにと、雇用調整助成金のシステムがあるのです。
雇用調整助成金を事業所が使えば、引き続き安定した雇用が期待できます。
ただし助成金を受けるには、必要書類をもって、雇用調整助成金の申請が必要です。
2020年は新型コロナウイルスの影響により、雇用調整助成金を利用した企業は多いです。
オンライン申請で受け付ける場合が多く、提出書類をネット上でアップロードして送るケースがあります。
オンライン申請が初めてだと、少し戸惑うかもしれません。
コロナの影響で雇用調整助成金が受け取れるのはどんな事業所?
新型コロナウイルスは、日本全国民に間接的に関係していることです。
ですが、全部の企業が雇用調整助成金を受けられるわけではありません。
条件があります。
雇用調整助成金は、新型コロナウイルス拡大の影響により、事業の縮小を余儀なくされた事業主、企業に給付されます。
雇用調整助成金を支給する目的は、従業員の雇用維持のためです。
根拠となる法律は、労使間の協定です。
雇用調整とは、要するに休業のことです。
休業していたら会社は売上がありません。
利益がないばかりか、家賃でお金が減っていき損失が出るでしょう。
そのため、休業手当の一部として雇用調整助成金を国が出してくれます。
もちろんその雇用調整助成金で損失がカバーできるとは限りません。
雇用調整助成金を支給してもらっても、全然足りない!という会社はあるでしょう。
ですが、雇用調整助成金にも上限があるため、無制限に出せるものではありません。
雇用調整助成金の金額
一人一日あたり15000円が上限です。
雇用調整助成金の助成率は、企業の規模や、事業主が雇用を維持しているかどうかによっても違います。
解雇をおこなわず、雇用を維持しているほうが助成率は大きいでしょう。
コロナの影響で雇用調整助成金を受ける条件
- 労使間の協定に基づいて休業し、従業員に手当を払っている
- 最近1ヶ月の売上や生産量が、前年の同月より5%以上減少している
- コロナの影響で経営が悪化し、事業が縮小している
雇用調整助成金の詳細を知るなら厚生労働省の公式ホームページまで
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07_20200515.html
上記のリンクにいけば、厚生労働省が紹介している雇用調整助成金の詳細ページに移動します。
助成内容や条件、受給額について触れています。
雇用調整助成金の詳しいことが知りたい場合は、厚生労働省のページを参照しましょう。
営業時間短縮した場合も雇用調整助成金の対象?
コロナの影響で営業時間短縮は、雇用調整助成金の対象となります。
コロナの影響で、事業の規模が縮小してしまったことに含まれるからです。
雇用調整助成金の相談はハローワークでも受付中
https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/news_topics/topics/coronaviruskankei.html
ハローワークでは、新型コロナウイルスの影響による労働相談、解雇、雇い止めなどの
相談を受け付けています。
また、オンライン申請や郵送による届け出、申請手続きに関しても、サポートしています。
例えば労働基準法を根拠とした36協定や、就業規則の届出などです。